フリーランスになるための資金は必要か?

業種にもよりますが、Webの仕事でフリーランスになる場合、とくに資金がなくてもパソコンが一台あれば開業すること自体は可能です。

ただし、会社勤めとは違い、毎月決まった収入が入ってくるわけではないので、資金的に余裕がないと正直厳しいです。

フリーランスになるにあたって、毎月収入が見込めるような仕事が入ってくるのであれば、それほど資金はなくても大丈夫かもしれません。

しかし、仕事が入ってくるかどうか不確かな場合は、少なくとも数ヶ月分の生活費は確保しておいた方が無難です。

仕事が決まった場合も、報酬が入ってくるまでの期間の生活費をどうするか考えておく必要があります。

報酬の支払いについては、納品してから翌月末払いという場合も多く、仕事を開始してから報酬が受け取れるまでにかなり時間がかかる場合があります。

また、クライアントの都合で制作スケジュールが延びた場合、必然的に納品日も先になるため、報酬が受け取れるのも先になってしまうということもあります。

そのため、報酬の支払日については事前に確認し、場合によっては報酬の一部を先に支払ってもらう等の交渉をすることも考えた方がいいでしょう。

収入源を複数にすることでリスク分散を

一つのクライアントからでも、毎月ある程度安定して仕事が得られるなら、リスクはそれほどないかもしれません。

しかし、そうではない場合も多く、クライアント側の状況によって仕事の量が安定しない場合、収入源は複数にした方がリスク分散になります。

例えば、Webデザインやコーディングでフリーランスとして仕事をする場合、収入を得る方法はいろいろとあります。

・制作会社や企業から仕事を受注する(Webや求人媒体等で探す)
・クラウドソーシングで案件を探し、受注する
・自分のホームページで仕事を受注する
・自分のスキルで制作したものを販売する

それぞれメリット、デメリットはありますが、自分の働き方ややりたいことに応じて、いくつかの収入源を組み合わせていくことで、リスクを分散し、収入を安定させることに繋がります。